こんな本置いてます vol.137

一時、1950年代前後のMGMミュージカルにハマっていた時があります。MGMミュージカルと言えば『雨に唄えば』が最も有名かもしれない。ジーン・ケリーがコートを着て雨の中で唄い踊るシーンは、映画を見ていない人も知っている人が多いかもしれない。もちろん、この映画もジーン・ケリーも好きですが、私がもっとも好きなミュージカルスターは、フレッド・アステアです。ジーン・ケリーはどちらかと言うとキレのある力強い踊り。フレッド・アステアは物腰の柔らかい上品な踊り。『バンド・ワゴン』を見たときからのファンです。今はすっかりミュージカル映画は見ていませんが、久しぶりに見たミュージカル映画の『ラ・ラ・ランド』は映画としては面白かったのですが、やはり踊りのシーンはかつての往年のミュージカル映画に敵うはずはありません。余談がすぎましたが、この本はそんなフレッド・アステアの伝記本です。フレッド・アステアと親交のあったボブ・トーマスという人が書かれていますので、アステアの生の声もたくさん収録されています。